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たぬきのつぶやき

第44章 続お尻処女喪失

病院に行くとおちんちんを見られたり、注射の後始末をしてくれた看護婦さんがいた。

大丈夫かと心配してくれたので、ちゃんと使えるように回復したと言うと、クスクス笑ながら、そっちじゃなくて、いや、そっちも大事だけど、もっと全般的な体調のことと言われた(笑)

いや、大丈夫かと言われたら真剣にそっちしか思いつかなかった💦男って本当にバカだwww.

時々前立腺の辺りが痛くなったりしてあまり体調がよくないことを伝えて待合室へ。
覚悟は決めたけど、いざその病名を宣告されて平気でいられるか不安になった。
父親ががんでなくなったのは10年前だったことを思ったり、いろんなことを考えてしまうので、考えてもしょうがないとセルフサービスのお茶を飲んで心を落ち着けた。

ついに診察室に呼ばれた。
先生は難しい顔をして重苦しい口調で悪性の細胞がと言い始めた。

もう覚悟はできてるから早く言えよともどかしく思っていると、採取した10箇所の前立腺のいずれからも検出されませんでしたと続けた。

つまり、がんではなかったということだ。

すっかり拍子抜けした。何なんだ、この重苦しい深刻な雰囲気は。

でも半年ごとに検査を受けるように言われたので、また地獄を見なければならないのかとゾッとしたが、血液検査だと言うのでほっとした。

がんじゃなかったからほっとしたし、嬉しかったのだが、住宅ローンがチャラにならなかったのは残念でもあった。

不思議なことに、さっきまで前立腺付近に感じていた痛みというか倦怠感はすっかり感じなくなっていた。

がんじゃなかったんならあの痛みや倦怠感、体調が悪いのは何だったんだろう?
病は気からとはよく言ったもので、がんだと思い込んでいたから痛みや倦怠感を感じていたのだろう。

会計を済ませると、看護婦さんがクスクス笑ながらお大事にと言ってくれた。
ボクがおちんちんのことしか考えてなかったのを思い出しているな(笑笑)
もうこの看護婦さんにおちんちんを診てもらえないのは寂しいな。

しかし、お尻の穴が犯された最初の検査から始まって総額で2万円か💸💸
こちらもかなり痛いよ~💸💸

とりあえずがんじゃなかったから、病気に打ち勝った証として祝杯をあげよう🍺✨🍺
車に乗らなければならない用事を済ませて、くら寿司さんで遅めのワンコインランチで🍺✨🍺
17時までランチだからありがたい。

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