
*蜜恋*
第1章 *危険なアイツ*
「……で彩音さんが……
俺にご馳走してくれる件だけど……」
「……ええ……」
「……彩音さん……あさってとか、
空いてる?
これも突然で悪いんだけど、
俺来週ちょっと忙しいから出来たら、
今週のが有難いかな~」
「……あさってね☆……
私は全然大丈夫よ。時間は?」
「……マジで?……サンキュー!
じゃあ俺バイト7時に終わるから、
その後からでいい?」
「……ええ……じゃあ、
あさっての7時半はどうかしら?」
「……OK!……大丈夫。
じゃああさってね、彩音さん。」
「……ええ。おやすみなさい……」
「……おやすみ……彩音さん。
楽しみにしてるよ。」
「……私も……」
こうして俺は電話を切った。
……ほんとは来週……
忙しいなんて嘘だったww
一日も早く彩音さんと逢いたかったから、
俺は彩音さんに嘘をついた……
