*蜜恋*
第2章 *別離*
「……いらっしゃいませー!……」
俺達が席に着くと店員がメニューを、
持って来てくれた。
「……琴音なんにする?……」
「コーヒーでいいわ」
「……あれ、お前食わねえの?……
じゃあ俺も食事は止めとくわ」
「……どうして?……涼太は食べたら?」
「……いや、いいよ。……すみません!」
「……はあい!……」
「コーヒー2つで」
「はい。少々お待ち下さいませ。」
俺はまあ腹も減って居たけど寧ろ、
食べ無い方が早く話しを切り出せるな、
とも思い始めて居た。
……ああ、俺ってこんな……
サイテーな奴だったんだww……
……マジで自分の身勝手さに吐気がする……
10分程したら店員がコーヒーを、
持って来てくれた。
「……お待たせ致しました……」
「……有難う……」
……俺はコーヒーを一口飲んで……
琴音に別れ話しを切り出そうとした。