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既成事実作ってやるよ

第4章 運命へのカウントダウン7

「わかった。

今日は仕事で遅くなるかもしれないけど
必ず家に寄るから」



『うん』



「っか、顔の傷どうしたんだ?」



『えっ・・・あっ、転んだの』



「そうか」





会社に向かう司の背中を見送ってから、
久々の自分の家に一人で居れることに安心した



それなのに、心が空っぽになったような・・・


言葉で表すには難しいけど。


“寂しい”って感情に少しだけ似てる






その夜、“会いに行く”と言う司に対して“ごめん”と断った。

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