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既成事実作ってやるよ

第2章 運命へのカウントダウン9

「“私はドジです”って言わんばかりだな」

燕さんは鼻で笑った
笑わなくても良いじゃん…


『そんなこと言わないでくださいよ

たしかにあたしはドジですけど・・・』


「冗談だよ

服から先に買ってすぐに着替えさせてもらえよ」


『はい』


玄関から外の世界へ出ると見覚えのある街並みが広がった


『ここって・・・

えっ!!!マンションだったんだ!!』


そしてこのマンションを知ってる


あたしのアパートから目と鼻の先だから


「近所だったらしいな」

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