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既成事実作ってやるよ

第3章 運命へのカウントダウン8

司が抱いた女は、
会社の女性社員

しかも部下。


考えない・・・考えない。

スマホも見ない。


『燕さん、お腹空きません?』


「空いた」


『夕飯作りますね』

あたし、何時間鶴を折ってたんだろう

鶴だけを何時間も。


「なんだこれ?千羽鶴でも作るのか?」

『ごめんなさい。
今片付けます』

ほらね、燕さんだってビックリしてる

ってより引いてる。


「待て。
その鶴、俺にくれよ」

思いがけない一言。

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