テキストサイズ

既成事実作ってやるよ

第3章 運命へのカウントダウン8

『こんなのゴミにしかなりませんよ?』


「いや、知り合いに医者が居るんだが
そこに血液の病気で入院してる女の子が居て
その子に千羽鶴を折ろうって言ってて」


『血液の病気・・・?』


「何度も手術してるらしいけど、
すぐに再発して入退院を繰り返してるらしいんだよ」


『そうなんですか。

それならあたしたくさん鶴折りますよ!
少しでもその子が元気になれるなら』



意味もなく鶴を折るよりも、
誰かのためになるならそっちの方がよっぽど良いもん

ストーリーメニュー

TOPTOPへ