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アルバイト

第10章 志穂

「僕の研究は脳神経解剖学。その中でも前頭葉の研究をしてるんだ」

「…………」

「大きくみて前頭葉は先読みして行動を選択する機能を持っている」

「それが私となんの関係があるの?」

「ない(笑)…この説明は志穂に当てはまる」

「この人に何をしたの!?」

「ある手段で前頭葉の働きを抑制した。手段は教えられないけどね」

「……それをしたらどうなるの?」

もしかしたら自分もされるかもしれない

笑顔のままの男に恐怖を覚えた

「自分の意思と他人から言われた命令との区別がつかなくなる」

「それって……」

「あっ!気づいた?僕の命令を聞くとすごい幸せ…って志穂に思わせちゃった」

「う…そ……」

「ホント。すごい美人見つけたから拉致しちゃった。かなり抵抗したけど今はねぇ…」

「クズ……私にもこうするの?」

「しないよ〜。それに志穂にしたやつはお金かかり過ぎるから大変なんだって」

「じゃあ一体何をさせたいのよ?」

「ん〜それはまた後でね。志穂のオナニー鑑賞会でもしない?有美ちゃんのオナニーは…テレビ消してあげる」

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