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胡桃のエッチな恋愛事情

第49章 椎名佳祐の帰国①

両方の肩を強く掴まれ唇を離された。


「やめろ」

「だったら……私を佳祐の元に行かせる理由を
教えてよ!」

「…………」

「それ以前に、佳祐が帰ってきてること
私に知らせないでよ!」


斗真専務は再び私に背を向けた。


「俺にもね分からないんだよ。椎名くんが
帰国したことによって動揺してるのは確か。
情けないだろ……俺」

「斗真……」


涙が溢れてきた。

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