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胡桃のエッチな恋愛事情

第54章 椎名佳祐の帰国⑤

私にとっては

あまりにも都合良すぎる話だ。


「私……斗真のことも好き……」

「だったら迷うことないだろ。胡桃に惚れて
しまった弱味だ」

「私……何て言ったら……」

「何も言わなくていい。さて、帰るか」


斗真専務が専務室の

灯りを消すと

大きな窓ガラスから

月明かりとビルのネオンが差し込んだ。

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