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胡桃のエッチな恋愛事情

第56章 椎名佳祐の帰国⑦

私は苛つきながら布団の中に潜った。


「お~い!胡桃ちゃ~ん!出ておいで~!」



佳祐が布団をめくるが奪い返して無視。


「悪かったよ。お願いだから拗ねないで」


無視。


「俺が好きなのは胡桃だけだよ」


佳祐の声のトーンが優しくなった。


「本当?」


布団からひょっこり顔を出す。

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