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胡桃のエッチな恋愛事情

第61章 椎名佳祐の帰国⑩

「アリス……俺……」


少し距離を置いている私を

佳祐は泣きそうな表情で見つめる。


「Kurumi!My friend!」


アリスが私の方に歩み寄り

手をギュッと握った。


「友達じゃないよ」


私は苛つき英語では答えず

アリスの手を振りほどいた。


「ごめん。アリス勘違いしてるんだ……」


佳祐がか細い声で呟く。

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