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胡桃のエッチな恋愛事情

第62章 椎名佳祐の帰国⑪

斗真専務は「5分で終わる」と

私が助手席に乗るよう促した。


「失礼します」


私は助手席に乗るが

シートベルトはしない。


「椎名くんのことだが……」

「見つかったんですか?」


私は食い気味で聞いてしまった。


「いや……もう少し待ってくれ。アリスさんの
ことは俺に任せてくれないか?」

「アリスを専務に?」

「胡桃は気兼ねなく椎名くんと結婚しなさい」

「専務……」

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