
~羞恥学園~
第8章 放課後
「そっか…おしっことうんちどっち行きたいの?」
「えっ…あの…うぁ……」
「どっち行きたいかちゃんと言わないとわかんないじゃん。幼稚園の子でも言えるよ?」
「……おぉ……きぃ……方…」
「それじゃわかんないよ」
「ふぅッ……ぅ……んち…」
「へぇ!心結ちゃん、うんち行きたいんだ?」
「大きい声で言わないでぇ……ヒグッ…」
私の目からは涙が溢れて来る。
「赤山、泣かしてんなよなー?」
「ごめんごめん、困ってる心結ちゃんが可愛くてつい…」
「おしっこだったら俺らも付き添ってやっても良かったけどなぁ」
「それじゃあ、二人で行こうか」
赤山君は笑顔で私の手を引いて、歩きだした。
