イチャコラミックス
第4章 よっつめ
いや、それ夢じゃないから。
夢みたいに片付けられてるだけだから。
ノックの音がしてドアが開く。
甘いシナモンの香り。
「ミルクティです。」
「ありがとうございますっ!」
トレーの上にはミルクティと宝石のようなフルーツゼリー。
「サッパリしますので、ゼリーも是非。」
「わぁ…凄くキレイ。美味しそう…。」
胸はトキメキ、目を輝かせ、彼女はテーブルに並べられたそれらを見つめた。
「サービスですのでどうぞ気兼ねなく。
顔色も良くなりましたね。
ゆっくりお召し上がりくださいね。」
「ありがとうございます。」
マスターはニッコリと一礼すると部屋を出て行った。
煌びやかなスイーツへのトキメキは、淫夢を上回る。夢は夢、そう割り切って目の前のキラキラに集中する。
まさか自分がご馳走になったとは思いもしないで、彼女は幸せなひとときを過ごした。
「お食事は済みました?」
奥から現れたマスターに、アゼットが話しかける。
「ありがとうね。香田くん、いらっしゃい。」
「こ、こんにちは。」
マスターは香田ににっこりと微笑みかけた。
「フルーツゼリー作ったんだけど良かったらどうかな?」
「いただきます。」
香田はマスターが『そういう体質』である事は十分知っている。
知ってはいるものの…今この時までその行為に及んでいたのか、と想像すると、何やら腹の奥がむず痒くなるのだった。
✤✤✤おしまい✤✤✤
夢みたいに片付けられてるだけだから。
ノックの音がしてドアが開く。
甘いシナモンの香り。
「ミルクティです。」
「ありがとうございますっ!」
トレーの上にはミルクティと宝石のようなフルーツゼリー。
「サッパリしますので、ゼリーも是非。」
「わぁ…凄くキレイ。美味しそう…。」
胸はトキメキ、目を輝かせ、彼女はテーブルに並べられたそれらを見つめた。
「サービスですのでどうぞ気兼ねなく。
顔色も良くなりましたね。
ゆっくりお召し上がりくださいね。」
「ありがとうございます。」
マスターはニッコリと一礼すると部屋を出て行った。
煌びやかなスイーツへのトキメキは、淫夢を上回る。夢は夢、そう割り切って目の前のキラキラに集中する。
まさか自分がご馳走になったとは思いもしないで、彼女は幸せなひとときを過ごした。
「お食事は済みました?」
奥から現れたマスターに、アゼットが話しかける。
「ありがとうね。香田くん、いらっしゃい。」
「こ、こんにちは。」
マスターは香田ににっこりと微笑みかけた。
「フルーツゼリー作ったんだけど良かったらどうかな?」
「いただきます。」
香田はマスターが『そういう体質』である事は十分知っている。
知ってはいるものの…今この時までその行為に及んでいたのか、と想像すると、何やら腹の奥がむず痒くなるのだった。
✤✤✤おしまい✤✤✤