彼女は隠れて変化する
第7章 ビバ!腐女子地獄!
BLの良さと言うか…その物のあり方は…ちんぷんかんぷん!!
俗に言う腐女子の思考は俺には難易度が高すぎる!
「あの~…どんなポーズか画像とかないんすか?見た通りやれる範囲内でやりますから…」
苦肉の策だ…
「///え!では――――…この画像とか同じポーズをお願いいたします!」
完全にテンションMAXの生田お嬢様が俺に見せてくれた画像は…
まさに、お嬢様がリクエサトした見つめ合う図だった!
「あ~…こんなイメージって事ですね…」
納得――――…確かに見つめ合っているが…照れて睨んでいる!
「晴馬さんはこっちの金髪の彼をお願いします!
ウイッグが今は無いので…後で画像編集で金髪にしますので!大丈夫ですよ」
そこ…こだわります?
「…お兄さんは大丈夫ですか?」
「あぁ…タチの心得は把握した!大丈夫だ」
――――…タチの心?ん?
「はあ?…じゃぁ…とっとと撮影しちゃってください…」
俺は、適当に座り木頭兄を見上げるように見つめると…画像のように照れ睨みを試みる…