彼女は隠れて変化する
第7章 ビバ!腐女子地獄!
「悪い、悪い!でも良い絵が撮れたよ!私的にベストショットだ!お兄…ナイスキス!」
「はあ?侑里がいいなら、別に俺はいいけど」
おいおい!!シスコン木頭兄!それで良いのか?!
「最悪っすよ、男とキスなんて――――…トラウマになるっすよ!しかも、タバコ臭いし…口の中…苦いっす…」
「悪かった――――…後で、誰かと口直しのキスをしたらいいだろ?」
そう言うと、木頭兄はポケットからタバコを取り出すと吸い始めた
「苦いキス――――…ね、良いですわね!そのフレーズ!あ、調度いいので、タバコをいやがる絵もよろしいですか?」
すでに目が行っちゃってる生田お嬢様は、俺の次のポージングをリクエストし始める
「――――…え~…」
「あら、まだまだこれからでしてよ!」
生田お嬢様!!笑顔が怖い!!
多分…このサークルで1番敵に回してはいけないのは…
このお嬢様だ…