彼女は隠れて変化する
第9章 俺だけの爆乳で!お願いしますっ!
「――――高校に入っても…マーちゃんは猫背でうつ向いてて…表情が解らないくらいだった…」
何度か通学や下校の舞を見たことがあったが…舞のイメージは青山さんが言う通りだ
「入学してまもなくして、廊下の掲示板を見ているマーちゃんを見かけたの…
サークルのポスターを見て…モジモジしてた…でも、目がキラキラしてて…凄く――――…可愛いと思ったの…」
“可愛いと思ったの”――――…と、言った瞬間…青山さんは、乙女の顔になった
「――――…声をかけて…一緒にそのサークルに入ったわ…
私は…マーちゃんのキラキラした笑顔が…好きなの…
好きなのに――――…なんで…なんで…
このハゲの一喜一憂にあんな顔をするのよ!!」
「――――…え…ええ!?…青山さん…って…舞の事――――好きなの?」
ハッと我に返った青山さんの顔は、一瞬にして真っ赤に染まり――――…頭から足の爪先まで震えているのがわかった…