彼女は隠れて変化する
第11章 【最終章】彼女は俺の前で変化する!
「――――じゃぁ…“夢”って…」
俺は舞を見つめ――――そっと頬に触れた…
「私の夢は――――…昔から変わってないよ」
そう言うと、照れたように笑い部屋を出ていった
――――…昔から変わってない?
俺は、部屋のクローゼットに終われたままになっている昔の文集を思い出す
「これに書いてあっらラッキーだな…つ~か古いだろ…これ」
俺は、引っ張りだし中から幼稚園の卒園文集を選んで開いた
わたなべ まい
将来の夢は――――…はるまくんのおよめさん
「///うゎ!全部ひらがな!“およめさん”だって!マジか、超~~可愛いし」
あどけない舞の写真か隣に貼ってあり…舞の夢は男を知らない無垢で純粋なものだった
“お嫁さん”
なんとも幼稚園児らしい
その隣に1年生の時の文集があったから、何気なしにそれも開いた――――…