彼女は隠れて変化する
第3章 p@p@(マイマイ)参上!
「ここで、サークルメンバーと待合せしているんだけど…」
なるほど、サークルメンバーと一緒に中に入るって予定ですか…
それなら、そ~と…予定とか段取りとか事前に教えろよな!
「あっ、来ました!サークルのメンバーです!!」
すると、ワンボックスカーが俺たちの近くに停り、助手席からキラキラオーラが半端無い王子様が降りてきた!
「おはよう、いい天気だね!
悪かったね渡辺さん、荷物が荷物で…君だけ現地集合にしてしまって!」
「いえ、大丈夫です!晴馬君と来ましたから」
「ん!?あ~…君が!晴馬君!うゎ!すっごいイケメンだね!今日はよろしくな!」
「――――…すみません、貴方のイケメンキラキラオーラが凄すぎて…話が全く入ってきません!
それに、話が見えません!え!?見事においてけぼりなんですけど?!」
キラキラ王子様は、ハハハと笑うと俺の手を握って「君の話しは渡辺さんから聞いてるよ」と、ウィンクする
――――…キザ…過ぎる!!
今時のチャラ男か!?チャラ男なのか!?
しかし、ここまで綺麗な顔のイケメンだと…キザでチャラい事しても無罪なのか!?
クソ~…「イケメンじゃないか!」と、先に言われていても…
お前の前では俺様はミジンコだよ!!こんにゃろーめ!