彼女は隠れて変化する
第4章 危機一髪!bad男の生理現象!
イベントも終盤に差し掛かると…舞も落ち着いてきたのか…すすり泣く声が静かになっていく
「マーちゃん…大丈夫?何か飲む?」
青山さんの問いに舞はうつ向き首を横に振る…
コスプレ中の舞は堂々としていたのに…今は全くの素人…素の舞である
「昼――――…食ってないだろ?腹減らないか?俺は腹へった――――…」
「///あっ…晴馬君…、食べてない…?」
「昼からお前と一緒だろ~が!天然か?」
舞は俺の体から少し離れると…お腹をさすって笑った…
「///晴馬君――――…助けてくれて…ありがとう」
メイクもウィッグも取れている舞は俺を見上げ…涙目で礼を言う
――――ドキン!不覚にもちょい照れた!
「///おぅ…悪いと思ったら!パイズリ一回な!」
「ヒッ!」
舞は両手で爆乳を隠した!
と、同時に後頭部に青山さんの蹴りが飛んできた!!
「お前も警察につき出すぞ!ボケが!!」
見た目フランス人形の様な彼女から繰り出される蹴りと暴言は…
マニアにはたまらないだろうなぁ~…と、思いつつもそんな趣味のない俺は痛さに悶絶する――――…