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COLOR’S~殺したのは私~

第12章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)①

ラストチャンス……

もう一度、自分に言い聞かせる。

一茶とのキスを思い出す。

そうだった……私たちは相思相愛。

あのキスが私を勇気づけた。

鈍臭い私は母親に怒られることにも慣れている。

説教だっていつも通り黙って聞き入れやり過ごせばいい。

開き直ると今度は恥じらいが芽生えてきた。

ラブホに男女が泊まるということは……

することはひとつしかない。

一茶に裸を見られ触れられてしまう。

そして、痛いんだろうな……きっと……

急いで心の準備をするが経験の無い私はシミュレーションが上手く出来ない。

一茶は……経験したことあるのかな。

あるとしたら誰と?

一茶が経験済だとしたら私はその相手と比べられる?

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