
COLOR’S~殺したのは私~
第14章 一茶VS碧海(ISSA SIDE)①
『そうなんだけど……バイト終わったら
スタンドの飲み会に誘われちゃって……』
「はぁ?俺との約束が先だろ?それに琥珀は
未成年だろが」
今夜、琥珀を抱けないもどかしさから俺は怒り狂った。
大声を張り上げたいところだがドアの向こうに碧海が居ることを考慮して小声で琥珀を責め立てる。
『ぅん……朱夏に誘われて断れなくて……』
朱夏を抱けるという微かな望みも絶たれてしまった。
「分かった……もういいよ……」
諦めたくは無かったが、これ以上琥珀を責め立ててはせっかく作り上げた俺という硬派な人格が崩れてしまう。
『あ……でも、なるべく早く帰るから……』
「無理しなくていい」
諦めようとしている俺に中途半端な期待を持たせる琥珀に腹が立つ。
『無理してないよ……一茶に会いた……』
「いいっつってんだろが!!!」
硬派な俺を装えず琥珀が言い終える前に怒鳴ってしまい電話を切った。
スタンドの飲み会に誘われちゃって……』
「はぁ?俺との約束が先だろ?それに琥珀は
未成年だろが」
今夜、琥珀を抱けないもどかしさから俺は怒り狂った。
大声を張り上げたいところだがドアの向こうに碧海が居ることを考慮して小声で琥珀を責め立てる。
『ぅん……朱夏に誘われて断れなくて……』
朱夏を抱けるという微かな望みも絶たれてしまった。
「分かった……もういいよ……」
諦めたくは無かったが、これ以上琥珀を責め立ててはせっかく作り上げた俺という硬派な人格が崩れてしまう。
『あ……でも、なるべく早く帰るから……』
「無理しなくていい」
諦めようとしている俺に中途半端な期待を持たせる琥珀に腹が立つ。
『無理してないよ……一茶に会いた……』
「いいっつってんだろが!!!」
硬派な俺を装えず琥珀が言い終える前に怒鳴ってしまい電話を切った。
