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COLOR’S~殺したのは私~

第17章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)①

「謝ってほしくて来た訳じゃないの」

しおらしい態度を見せる。

「な……何の用だよ」

一丁前の口を叩くが声は震えていて、すっかり怯えている。

襲われた私の方が堂々としていることが滑稽でならない。

「身体が貴方たちのこと……忘れられ
なくて……」
「ど……どういう意味だよ」

分かっているくせに。

握っている悟史の手を引き先程まで身を沈めていた物陰に誘う。

もう一人の男も着いてきた。

そして悟史の手を私の胸に当てた。

「三人で……したいな。いいこと」
「ど……どうせ、またタバコだろ」

手のひらを返すように、もう一人の男の手を掴みスカートの中に誘う。

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