
COLOR’S~殺したのは私~
第24章 厚木警察署 第二取調室①
刑事は「らしかったけど」と過去を示す言い回しをした。
青島一茶は既にあの世である。
「ないけど、朱夏だと思いますよ。
高校生の頃から一茶と付き合っていたし」
「琥珀も違うよ。俺と付き合ってるから」
彼らの言うことが本当であれば、消去法でいくと白石碧海が宙に浮かぶ。
「君達は白石碧海さんに会ったことは?」
刑事の問いに二人は首を横に振った。
「二人に見てもらいたいものがあるんだが」
刑事が予め用意していたビデオ録画の再生ボタンを押す。
それは花火大会当日の23時頃、本厚木駅付近にある靴屋の軒下で白石家三姉妹のうちの一人が雨宿りをしている映像だった。
この映像と予想犯行時刻から青島一茶を殺害からタクシーに乗る間だということが割り出せる。
青島一茶は既にあの世である。
「ないけど、朱夏だと思いますよ。
高校生の頃から一茶と付き合っていたし」
「琥珀も違うよ。俺と付き合ってるから」
彼らの言うことが本当であれば、消去法でいくと白石碧海が宙に浮かぶ。
「君達は白石碧海さんに会ったことは?」
刑事の問いに二人は首を横に振った。
「二人に見てもらいたいものがあるんだが」
刑事が予め用意していたビデオ録画の再生ボタンを押す。
それは花火大会当日の23時頃、本厚木駅付近にある靴屋の軒下で白石家三姉妹のうちの一人が雨宿りをしている映像だった。
この映像と予想犯行時刻から青島一茶を殺害からタクシーに乗る間だということが割り出せる。
