
COLOR’S~殺したのは私~
第25章 一茶VS三姉妹(ISSA SIDE)②
暇だからと碧海が花火大会の場所取りをしていて自宅で浴衣に着替えた朱夏と琥珀を連れ花火大会に出向いた。
俺が「白石」と大きく書かれたクーラーボックスを右の肩から掲げ、両脇を朱夏と琥珀が歩く。
花火大会の会場に近付くにつれ、人混みが多くなり前へ進むことが困難となる。
俺の左側を歩いている琥珀が俺の手を握った。
朱夏にバレては困ると咄嗟に離そうとしたが俺の手を握る琥珀の手は力強く、拒むことが出来なかった。
ここ一年の琥珀は内向的という名の殻を破ったように凄く明るく前向きな女に変化した。
自信に満ち溢れているようにも窺える。
その変化の表れとして、すぐ横に朱夏が居るのにもかかわらず俺の手を握ったのだろう。
朱夏にバレてもいいと言わんばかりに。
俺が「白石」と大きく書かれたクーラーボックスを右の肩から掲げ、両脇を朱夏と琥珀が歩く。
花火大会の会場に近付くにつれ、人混みが多くなり前へ進むことが困難となる。
俺の左側を歩いている琥珀が俺の手を握った。
朱夏にバレては困ると咄嗟に離そうとしたが俺の手を握る琥珀の手は力強く、拒むことが出来なかった。
ここ一年の琥珀は内向的という名の殻を破ったように凄く明るく前向きな女に変化した。
自信に満ち溢れているようにも窺える。
その変化の表れとして、すぐ横に朱夏が居るのにもかかわらず俺の手を握ったのだろう。
朱夏にバレてもいいと言わんばかりに。
