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COLOR’S~殺したのは私~

第27章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)④

「これも演出か?琥珀は他人に見られながら
するのが好きだもんな」

哲也と呼ばれた男の腰の動きが再開した。

「ハァッ……ハァッ……琥珀ぅッ……琥珀ぅッ」

一茶……違う……違うの!

助けて……あれ?碧海は?

碧海居ないの?

碧海……どこに居るの?

「一茶、邪魔しちゃ悪いから帰ろうか」

朱夏が一茶に腕を絡め部屋を出ていってしまった。

それと入れ違いに碧海が部屋を覗いた。

碧海……助けて……碧海だけが頼りなの。

「さすがにこれは私も庇いきれないわ」

鍋の材料が入った袋とスイカとクーラーボックス……

そして私が置き去りにされた。

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