テキストサイズ

COLOR’S~殺したのは私~

第27章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)④

「スイカひとりで食いきれるのか?」
「大丈夫だよ。一茶に手伝ってもらうからさ」

続いて一茶と朱夏の声。

三人の足音が次第に近付いてくる。

男は夢中で腰を振り続けている。

「キャ───────────ッ!!!」

最初に大声を張り上げたのは朱夏だった。

それに気付いた男は腰の動きを中断した。

「哲也……おまえ何やって……」

一茶は目を大きく見開き、男を凝視していた。

哲也……誰?

一茶の知り合いなの?

「隠してて悪かったな。俺ら付き合ってるんだ」

この男……哲也と呼ばれた男は何を言っているの?

「琥珀……そうなのか?」

必死に首を横に振る。

「付き合ってなきゃ、こんなプレイしねーよ。
ま、琥珀のリクエストなんだけどな」

再び首を何度も横に振る。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ