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博巳との不倫現場を博巳の妻に抑えられ、私たち二人の不倫関係は幕を閉じた。

博巳の妻は私の会社に告げ口をしたようで、私だけが小田原店勤務を命じられた。

小田原店はこれまで私が勤務していた厚木店とは比較にならないほどハードワークを虐げられ、月間の残業は40時間を越えそれだけでも辛いのに、通勤時間は往復で三時間を越えていた。

職場がある小田原市に引っ越そうという考えはなかった。

長距離トラックの仕事を始めた一茶とは、それでなくても会う回数が減ったというのに、私が小田原市に引っ越してしまったら益々会う機会は減ってしまう。

こういったことも含み、これは不倫の代償なんだと自ら受け入れ真摯に向き合うことにした。