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COLOR’S~殺したのは私~

第36章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑥

「朱夏……大した怪我じゃなくて良かったわぁ」

全身打撲だったが軽傷で済み、2、3日もすれば痛みは引くだろうということだった。

「朱夏ちゃん、お母様。この度は誠に申し訳
ございませんでした」

宮路所長は私と母親に深々と頭を下げた。

「所長さん、何度も謝って頂かなくても
結構ですよ。朱夏の不注意なんですから」
「恐縮です。治療費は全て私共が負担させて
頂きますので……何卒宜しくお願い致します」

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