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COLOR’S~殺したのは私~

第36章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑥

退院の月曜日は宮路所長が迎えに来てくれた。

「所長、仕事中なのに迎えに来てもらって
すみません」
「朱夏の為だから……な?朱夏」

……おかしい。

宮路所長の様子が明らかにおかしい。

私を呼び捨てにしているのもそうだが、女として意識しているような眼差しを私に向けている。

「退院の手続きは終わったから……行こうか」

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