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COLOR’S~殺したのは私~

第36章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑥

宮路所長が私の腰に手を回した。

その一連の流れが自然体であり、以前から男女の関係があるような仕草だった。

それとも未だ身体の節々に痛みが残っている私を支えようとしているだけだろうか。

その状態で病院の駐車場まで行き、宮路所長の車の助手席に乗った。

向かった先は私の家ではなく、最近購入したばかりの宮路所長の一戸建ての自宅だった。

新築披露パーティーで一度だけお邪魔したことがある。

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