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COLOR’S~殺したのは私~

第36章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑥

「自分の家だと思ってくれていいのよ。
遠慮はいらないわ」
「所長さんと奥様の御厚意に甘えることに
なりますが朱夏を宜しくお願い致します」

なぜか母親が宮路夫妻に頭を下げる。

宮路所長の奥様が「夕飯の買い物がてら白石さんを送ってきますね」と母親を連れ出し私と宮路所長がリビングに残された。

「朱夏、どうした?」

宮路所長はソファーに座っている私の真横に『ドカッ』と音を立てて座ると肩を抱いた。

私は咄嗟に腰を引いた。

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