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COLOR’S~殺したのは私~

第36章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑥

「妻が朱夏を受け入れてくれて良かったよ。
うちは子宝に恵まれなかったからだろうな」

碧海の仕業しか考えられない。

早速私を陥れようとしているのか。

だが私は琥珀のように馬鹿でもなければ、お人好しでもない。

こんな手に乗ってたまるか。

予想の範囲内で宮路所長に説明をした。

宮路所長と接したのは姉妹のうちの一人である碧海だと。

しかし全くと言っていいほど聞く耳を持ってくれない。

碧海が私だと信じて疑わない様子だ。

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