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COLOR’S~殺したのは私~

第37章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑥

碧海に弱味を握られただけならまだしも、あれだけ注意を払っていたのにもかかわらず、再び碧海の罠にハマってしまった。

セフレの件も哲也という男の件も宇田川の件も全て碧海の策略である。

携帯電話まで無くしてしまったが、よくよく考えてみれば碧海が持ち去ってしまったのだろう。

携帯電話を新しく買い替えた頃には一茶に着信拒否されていた。

敵に塩を送る形になるが朱夏に今回のことも含め全てを打ち明けようと思った。

しかし朱夏は電話をしても直接一人暮らしをしているアパートに行っても全く取り付く島がなかった。

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