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COLOR’S~殺したのは私~

第38章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)⑥

「一茶……泊まってくれるんでしょ?」

こういう言い方をしないと怪しまれる。

それでなくても一茶は琥珀の件で疑心暗鬼になっている。

「実はまた今夜からトラック走らせなきゃ
ならないんだ」
「そうなんだ……」

今にも泣きそうな顔をして心の中では万歳三唱。

「寂しい想いさせてごめんな」

いえいえ。

そんなことは全くございません。

今夜哲也に会えることだけを考えていた。

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