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COLOR’S~殺したのは私~

第38章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)⑥

「碧海!どういうつもりよ!あんたの
仕業だって分かってるんだからね!」

朱夏が怒り狂ったように玄関先で吠えているが、全く意味が分からない。

「はぁ?取り合えず中に入りなよ」
「惚けないでよ!」

朱夏はズカズカと部屋の奥へ入り、トランクスだけの姿の一茶を一瞥すると泣きながら抱き付いた。

「所長とは何でもないの!碧海にハメられた
だけなの!信じて!お願いだから!」
「朱夏、落ち着け。何があった?」

一茶も朱夏の訴えを理解していないようだった。

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