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COLOR’S~殺したのは私~

第38章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)⑥

朱夏はまだ何か隠してる。

しかしどうでもいい。

一刻も早く哲也の元へ帰りたい。

その前に身の潔白を証明しなくては。

「私が朱夏になりすましたっていつの話?」
「日曜の午後……夕方だと思う」

日曜の夕方……

その日は確か……

「日曜なら碧海は俺と一緒だったよ」

私が言う前に一茶がアリバイを証明してくれた。

「碧海じゃ……ないの?だったら……」

朱夏の声が震えだした。

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