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「宮路雅俊の家に住み着いてまで
不倫しているなんて見上げた根性ね」
「宮路所長との不倫は認めます。でも私は
一茶を殺してなんていませんから！」

朱夏は椅子から立ち上がった状態で必死に無実を訴え続けた。

「悪いけど、私は男の刑事ほど甘くないわよ」

峰尾警部補は手と脚を組むと、椅子の背もたれに仰け反った。

「どうしたら信じてもらえます？どうしたら
私の無実は証明されます？教えてください！」
「あなたが無実になるには他の二人の姉妹の
どちらかが自白するしかないわね」