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COLOR’S~殺したのは私~

第42章 一茶VS三姉妹(ISSA SIDE)⑤

新潟に着いてきてくれることを前提に話を進めたが一変して受け答えの歯切れが悪くなった。

「退職願は一ヶ月前が相場だろ?遅くても
10月には新潟に来れるな」
『そ……そだね……』

俺はお構い無しに話を一方的に進めた。

一人で知らない土地に居座り続けるなんて考えられない。

碧海ならともかく朱夏なら俺に必ず着いてきてくれる。

「じゃ、早いうちに退職願提出しておけよ」
『ぅ……ぅん。分かった』

逆にこれで良かったのかもしれないし、決心がつくかもしれない。

朱夏だけを愛する決心がつくような気がした。

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