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もちろん本心だが碧海に上手く誘導されている感も否めずにいた。

俺は考えを切り替えた。

今夜の花火大会に碧海は誘わずにいた。

朱夏の仕事終わりを見計らい電話を入れ、新潟の件を伝えた。

『え……嘘……新潟に行っちゃうのぉ……』

朱夏は俺が満足する対応をしてくれた。

やはり俺には朱夏が一番なのか。

「急には仕事辞めれないだろ。会社に迷惑を
掛けるわけにいかないからな」
『ぁ……ぅん……』