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COLOR’S~殺したのは私~

第43章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑦

宮路所長の自宅にお世話になるようになり、一年が経過した。

週に二回のペースで深夜になると宮路所長は私の部屋を訪れ抱かれるようになった。

嫌で嫌で堪らなく、ことの発端となった琥珀を恨んだりもした。

しかし……

宮路所長と身体を重ねる度に徐々に欲しくて欲しくて堪らなくなっていく淫乱な自分に気付き始めた。

宮路所長の心が欲しいわけではない。

宮路所長の身体を欲してしまうばかり勤務中に更衣室やトイレで抱いてもらうことも暫しある。

SEX中毒といっても過言ではないくらい私は淫らな女と化していた。

心は当然ながら一茶にあり一茶だけのモノである。

だからこそ心のバランスも保たれるし、一茶に余計な詮索もしなくて済む。

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