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COLOR’S~殺したのは私~

第43章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑦

宮路所長の自宅に到着すると、早速一緒にシャワーを浴びる。

靖子さんが居ては出来ない行為である。

「朱夏……俺だけの朱夏……全て俺のモノだよ」

宮路所長は私の身体中を撫で回し密着させる。

「所長ッ……ぁあんッ……まだダメェッ……」
「俺と朱夏はずっと秘密の恋人だよ」

一応はそういうテイになっているが、私はこれっぽっちもそんなことは思っていない。

あくまで宮路所長の身体だけが目的である。

恋人と思われるのは一向に構わない。

しかし厄介なのは……

「今日、藤木と随分仲良くしてたな」

宮路所長の言う「藤木」というのは同じ職場で、フリーターをしている男性。

この藤木と仲良くしていることが気に入らないようだった。

宮路所長は異常なほど独占欲が強く嫉妬深かった。

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