
COLOR’S~殺したのは私~
第44章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)⑦
一茶の母親はそう言うが音信不通状態であることを言えるはずもなく「そういうことでは……」と言葉を濁した。
「一茶なら仕事で新潟に行ってるわよ」
「ぁ……長距離トラックのドライバーですもんね」
一茶は碧海の策略により私と一緒の会社を解雇となり、長距離専門の運送業に転職していた。
表向きは私が原因となっているが。
「新潟に行ったっきりよ。一年くらい
戻らないみたい」
「え……一茶はこっちに戻らないんですか?」
話に寄ると一茶の会社が系列会社から産業廃棄物の運搬を請け負い、社内で唯一独身である一茶に白羽の矢が立ったということだった。
「そうなのよ。一人ぼっちで相当寂しいらしく
毎晩のように電話が掛かってくるわ」
「一茶なら仕事で新潟に行ってるわよ」
「ぁ……長距離トラックのドライバーですもんね」
一茶は碧海の策略により私と一緒の会社を解雇となり、長距離専門の運送業に転職していた。
表向きは私が原因となっているが。
「新潟に行ったっきりよ。一年くらい
戻らないみたい」
「え……一茶はこっちに戻らないんですか?」
話に寄ると一茶の会社が系列会社から産業廃棄物の運搬を請け負い、社内で唯一独身である一茶に白羽の矢が立ったということだった。
「そうなのよ。一人ぼっちで相当寂しいらしく
毎晩のように電話が掛かってくるわ」
