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COLOR’S~殺したのは私~

第45章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)⑦

「多分一人じゃないと思うけど」
「え……そうなの?」
「一茶と話している時に茶碗を洗う音が
聞こえたから」

朱夏は職場の人手不足を理由に新潟には行けないと言っていた。

それもつい最近のことである。

新潟で手頃な女でも見つけたか?

それはまず有り得ない。

一茶は知らない土地で身の回りの世話をしてくれる同棲相手を見つけられるほど器用ではない。

だとしたら……

まさか……

「誰だろうね」

それとなく哲也に探りを入れる。

「分からん。でも俺に言わないってことは
隠しておきたいってことだろうな」

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