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COLOR’S~殺したのは私~

第45章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)⑦

「それでも一茶は知らない土地で一人頑張って
いるんだから偉いと思うよ」
「……そうね……そうよね……」

一茶の母親は言葉を濁した。

確実に一茶は一人じゃない。

一茶と琥珀の同棲を口止めされているのか。

ならば……

「実はおばさんに相談があって……」
「あら。私に?何かしら?」

一茶の母親の表情は一変して明るくなった。

一茶の話題が反れて安心したのだろう。

私は携帯電話を取り出すと、以前私が撮影した琥珀の淫らな画像を見せた。

一茶の母親の表情は再び険しいものとなった。

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