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COLOR’S~殺したのは私~

第45章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)⑦

リビングで暫くの間は一茶の母親と世間話をしていた。

「研究者なんて何をするのか想像もつかないわね」
「難しいことなんてないの。好きでやってる
ことだから」
「さすが碧海ちゃんね。一茶に少しでも
碧海ちゃんのような頭脳があれば……」

ここまで話に付き合えばいいだろう。

さて……本題に入るか。

「一茶だって立派な仕事をしてるよ。
産業廃棄物の運搬なんて誰にでも出来ること
じゃないし」

いやいや……大型の免許証さえあれば誰でも出来る。

「そうかしら。普通のサラリーマンになって
ほしかったわ」

あちゃぁ……息子を買い被りすぎだってば!

一茶にはサラリーマンなんて無理無理。

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