
COLOR’S~殺したのは私~
第47章 一茶VS三姉妹(ISSA SIDE)⑥
2013年あつぎ鮎まつり花火大会
産廃の仕事を請け負い新潟に住み着いてから約束の一年が経過したが、未だ神奈川に帰れずにいた。
しかし俺には琥珀が居る。
昨年、夏が終わりを迎える頃、夏風邪を患い寝込んでいた俺の部屋に突如琥珀が現れた。
当時の俺は知らない土地での慣れない仕事と孤独ということから精神的にも肉体的にも相当弱っていた。
だからなのかもしれない。
憎んでいた琥珀を意図も簡単に受け入れてしまったのは。
琥珀の忌々しい過去は一切詮索しなかった。
それをしてしまったら再び琥珀を失ってしまいそうで怖かった。
俺は寂しかった。
産廃の仕事を請け負い新潟に住み着いてから約束の一年が経過したが、未だ神奈川に帰れずにいた。
しかし俺には琥珀が居る。
昨年、夏が終わりを迎える頃、夏風邪を患い寝込んでいた俺の部屋に突如琥珀が現れた。
当時の俺は知らない土地での慣れない仕事と孤独ということから精神的にも肉体的にも相当弱っていた。
だからなのかもしれない。
憎んでいた琥珀を意図も簡単に受け入れてしまったのは。
琥珀の忌々しい過去は一切詮索しなかった。
それをしてしまったら再び琥珀を失ってしまいそうで怖かった。
俺は寂しかった。
