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COLOR’S~殺したのは私~

第47章 一茶VS三姉妹(ISSA SIDE)⑥

しかし琥珀を手放すような真似はしなかったし、琥珀にも話さずにいた。

新潟に来た頃は寂しさのあまり毎晩母親に電話していたにもかかわらず、今ではその母親を疎ましく思い、一方的に連絡が途絶える形となった。

それに俺には琥珀が居る。

琥珀が俺の傍に居てくれる。

寂しくはない。

琥珀は俺の身の回りのことを愚痴ひとつ溢さず世話をしてくれた。

もちろんのこと俺の下半身の世話も。

「ただいま」
「お帰りなさい」

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