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COLOR’S~殺したのは私~

第47章 一茶VS三姉妹(ISSA SIDE)⑥

「何作ってるんだ?」

琥珀の背後に立ち両方の肩に手を乗せ、キッチンを覗き見る。

「一茶の大好物のしょうが焼きだよ」
「マジで?超嬉しい!」

俺はいそいそとシャワーを浴びに行った。

琥珀は毎回俺がシャワーを浴び終える時間を見計らい、出来立ての温かい食事を用意してくれた。

それどころか洗濯や掃除など家事全般を完璧にこなしていた。

有り難かったし琥珀をより一層のこと愛しく感じた。

俺の為にここまでしてくれる女は琥珀しかいない。

琥珀と結婚してもいいとまで思えるようになった。

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